・一般的に、起業する際の不安要素として「資金」に関するものが少なからず存在するものと思われます。
・中でも、自己資金にプラスして金融機関から受ける融資についての不安です。
・つきましては、創業時における融資の不安を少しでも抑えて頂けるよう、シリーズで掲載していきたいと思います。
◆◆◆創業融資とは?◆◆◆
・「創業融資」と聞いてパッと思い浮かぶのは、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」ではないでしょうか。
・初回は、その制度内容について要点を整理しておきます。
1.利用できる方:①②両方に該当する方
①新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を2期終えていない方。
②自己資金要件・・・創業時において創業資金総額の1/10以上。
2.融資限度額:3,000万円(うち運転資金1,500万円)
3.資金使途:運転資金 設備資金
4.期間:5~10年程度
5.金利:2%~3%程度
6.担保・保証人:原則不要
上記のうち、1.②の自己資金要件についてですが、公庫のHPには1/10以上必要とありますが、実際にはもっと必要です。
大体、創業時に必要な資金総額の1/3程度は必要と考えておいてください。
創業時に必要な金額の総額が1,000万円とすれば、少なくとも300万円程度の自己資金が必要です。
そしてその300万円をいかにして「コツコツ」蓄えたのか?通帳を提示して説明できなければなりません。
(例えば親からパッと300万円借りて「自己資金です」と言っても通りません)
創業に掛ける「意欲」「強い想い」といったことが非常に重要なポイントとなります。